浮き根式栽培装置

浮き根法の原理については、矢野先生の本やネット検索を参考にしてください。邪道かも判りませんが、私はこの方法+エヤーバブリングをしています。キューリ、ゴーヤ等栽培し非常に良好です。来年はこれでトマトを栽培し、水平パイプ栽培と比較したいと思います


①プランターは水を貯める為、底がスノコ式は駄目です。20~30Lの丈夫な物を選び、水抜き穴を附属の栓(付属スノコについているもの)をして、接着剤やシールで固定する。外面はアルミコート断熱シートを両面テープで固定する。



①まず浮き根床を作ります。材料は発泡ポリスチレン板5mmホームセンターで各種サイズあります。
私は大抵3*6サイズ(910mm*1820mm)を買ってきます。
床の大きさはプランターの底の広さ若しくはプランターの口から周囲30mm小さ目程度。
高さはプランター内にセットして床がプランターから40mm下がる高さに足を作る。
床面は半田ごて又は焼いた釘で15mm間隔で穴径4mm程度の穴をあける。



②プランターの口と同じサイズのふたを発泡ポリスチレン板で作る。使用時はガムテープで密閉させるので、プランター口外寸と同じにする。フタにはφ20mmの栽培用穴を2個空ける。



③フタの隅に点検用の切欠きを作る、ガムテープを蝶番代わりに張り、開閉式とする。フタの切り口は写真の様に斜めにして、閉めた時に隙間ができない様にする。(天敵のボウフラ防止の為)


④浮き根床のサイズより各辺から10cm広い不織布を浮き根床にセット。フタにもアルミコート断熱シートを張る。
⑤プランター側面上端のツバ近辺にエヤーバブリング用のパイプ穴をあける。
⑥水を浮き根床と同じ高さまで入れ、水圧によりプランターが変形するならプランターの長辺中央両側を針金でつなぎ補強する。


(材料などの補足)
①栽培槽に光が入ると水コケが発生するので、プランターは白色は駄目です。
②アルミコート断熱シートは100均で購入しました。
③不織布は同じく100均の手芸用品売り場で購入「キルト用芯」というものです.この布は別途説明します種から苗を育てる苗床にも使います



④エヤーポンプは2L/分程度、私は水心spp7sを選びました。
但し、私の場合、浮き根式プランターが増加の一方でエヤーポンプの数が増えてしまい、対策として思い切って浄化槽用エヤーポンプを導入しました。これについては別途説明します。