浮き根式多株栽培装置


浮き根式多株栽培装置はレタスなどの小型葉物を多数株栽培する為に作りました。
市販の5mm発泡ポリスチレン板91cm*182cmを無駄なく使える大きさで、内のり高さ10cm幅33cm長さ162cmあります。
上ぶたには栽培穴φ21の3列*13穴計39株を植え付け可能です。

スーパー多用途接着剤で箱を作り、更にコーキング材で接着部を上塗りして水漏れ防止います。


長手方向に給水パイプと排水穴を取り付け、給水は別途紹介しました水平パイプ式栽培装置のポンプから分水しています。排水は水平パイプ栽培装置のタンクに戻しています。
装置の設置位置がポンプより60cmの高さにあり且つ水平パイプ式プランターより小径の4mmパイプで給水している為、写真でお分かりの通り水量はわずかです。主目的は水補給の為です。




内部は同じ材料でスノコ式の浮き根床を作ります。高さは水位+2mm
このスノコに不織布を載せ4辺を水中に5cm程度垂らす。更にその上を3本のスノコ板を渡して防根・透水シートを載せるスノコの間はシートが水面下に入る様にする。



写真は実際、収穫が終わり掃除するためにふたを開けた状態です。収穫後しばらく放置していたので根は腐ってきていますが、浮き根の様子がよくわかります。
水面より上の部分は防根・透水シートを通じ水と養分を吸収しながら空中の酸素を取り入れる。
更にスノコの間の水中部にも根を伸ばし、水分と養分を吸収する、という浮き根式の原理が判ります。
防根・透水シートのおかげで張った根は楽に除去できます。
今はポンプを使っていますが、別途説明しました、ミニフロート式自動水位調整装置を使えばポンプ無しで問題なく運営できると思います。来年は庭のレイアウト変更を考えていますその時は多分ミニフロートを使うと思います。