水平パイプ式プランター(旧版)

注記)本製作記事は水平パイププランターの初期バージョンです。実使用時に色々不具合が有りました。致命的な欠点はポンプから分岐して4本のパイプに供給する水量が安定しなかった事です。
詳細は別ブログ趣味の水耕栽培の水平パイプのラベル記事を参考にしてください。削除しても良いのですが、改良の過程を知っていただく為に残しました。改良版はここを参照下さい。



水平パイププランターの写真です。基本的には水耕栽培の先達の皆様方 のブログ等を参考に試行しました。中途半端は嫌いなので購入したままのφ100*4Mのパイプを4本庭一杯に配置しています。中程の四角い物は養液用タンクです。2シーズン使用し、充分な成果が出ています。
[1]製作手順
1)材料  青色部品は宜しかったら左サイドのアマゾンマイストアから購入ください。
①VU100塩ビパイ プ
 塩ビパイプには肉厚の厚いタイプがありますが、薄いVUタイプで充分です。長さ、本数 は設置する場所により決めてください。ご紹介するポンプで、4m*4本の供給実績があります。
②養液タンクはホームセンターで購入した押入れ用収納ボックス蓋付、70cm*30cm*高さ27cm  遮光の為、アルミコート断熱シートでカバーしました。
③防根透水シートは業務用を切り売りされている方がいます。
そちらで手に入れるか、もしくはホームセン ターで売っている透水防根シートでもOKと思います。
ネトロンパイプはネットで購入しました。 プロテクター AP-248
⑤配水用ポンプ揚程・水量に注意が必要、私はRIO+800を選びました。
   購入時は周波数を確認ください ④配水用に6mm黒色ポリエチレンパイプ
⑥リターン用ゴムホース(ミズゴケが発生しないタイプ)
⑦排水パイプ分岐用異形継手 TS20×13
 以上のようなものです。 
2)部品加工
 

 下手なペイント図ですがご容赦ください

塩ビパイプは薄肉のVUタイプで十分です。長さおよび本数は設置する場所に合わせて決めてください。栽培用穴は矢野先生の本の通りφ21mmピッチ20cmとしましたトマトの場合は一つ飛び40cm間隔 で栽培します。空き穴は次の栽培苗の準備等に便利ですので20cmピッチであけました。 パイプ両端のふたの一端に排水用のホースとネトロンパイプをつなぐ異径継手を接着する穴をあけます。


ゴルフ用品で売っているネトロンプロテクターパイプの接続と防根透水シートの加工写真です。 防根透水シートはホッチキスで止めます、シートは目つまりしますので、栽培終了後必ず裏返しにして洗濯機で洗います。最初家にある中国製の針を使いました所、針の保持力が弱く一度裏返しただけで針が外れ、苦労しました。 変だな?と思い日本製MAX社の針に変えた所しっかり保持し良好でした。以外な所で日本製品の優秀性を確認できました。
写真は有合せの木材で作ったパイプ保持台です。V形に加工するのが面倒なのでコースレッド釘2本の頭 と水平木部の3点でパイプを支える構造です。
4Mのパイプを保持台2個で支えています。 排水は自然落下の為、タンクとの落差が必要となるがポンプ揚程に制限あり、試行の結果高さ36cmにしました。
保持台の位置をベッセル・ポイント(0.2203×L)つまり、4mパイプの両端から88.12cmの所におきました。 今の所全く支障ありません。

3)組立

①異径継手を接着したフタに防根透水シートをかぶせたネトロンパイプとつなぎます。
継手の太い部分にネトロンを差し込みそれを包む様に防根シートをかぶせ首の部分をインシュロックで止めます。ネトロンパイプと防根透水シートの他端は解放のまま。昨年この他端をきつく縛った所、時間野経過とともに、ごみにより透水性能が低下したと思われますが、ネトロンパイプが浮かび上がるトラブルがありました。従い2年目は他端を解放した所、浮かび上がるトラブルが無くなりました。
②塩ビパイプとフタの組み立てはシールテープをパイプ端面に掛かる様に2回ほど巻き、フタをかぶせ、木づちで軽く叩き込むだけで水は止まります。どうしても止まらない場合はシール材を使います。



③養水タンクの様子。
少しヘドロがたまっていますが、トラブルの原因ですのでネットで掃除必要です。上のほうには水色のゴムホース(リターン用)。ポンプの先にφ6mm給水パイプを4本つないでいます。又養液の補充を別タンクにしていますので、右手下にそのゴムホースが差し込まれています。

なお写真には未紹介の栽培装置に給水するφ4mmのパイプと中央左手リターン用のパイプを取り付けて います。


④同じく分岐パイプの様子。
塩ビパイプ用異径継手13*20の太い径の側面に穴をあけ直接パイプをねじ込み、水漏れの無い様にシール材でコーキングしています。
又リターン用パイプにはごみトラップとして細かい網目の袋をかぶせています。

⑤養液タンクはポリエチレン製、肉厚2mm程度で非常に脆い、ドリルで穴をあけるなどをしたら、
すぐ割れます。もっぱら穴あけはマジックで必要な円を描き、半田ごての先で溶かしあな広げるという
工法に落ち着きました。
水平パイププランターの作り方は以上です。